引越しの準備中、ダンボールの山に埋もれながら「この大量のモノ、どうしよう…」と頭を抱えていませんか?実は、その悩みは新生活の軍資金に変わる大きなチャンスです。
しかし、やり方を間違えると、価値あるモノをタダ同然で手放したり、悪質な業者に騙されたりするケースも少なくありません。
この記事では、リユース業界で20年の経験を持つプロの視点から、引越し前の不用品を「賢く・高く・安全に」手放すための全知識を徹底解説。「捨てるしかない」と諦める前に、ぜひご一読ください。
なぜ引越し前の「買取」が重要なのか?3つのメリット

ただ荷物を減らすだけではありません。引越し前に不用品を整理・売却することには、明確なメリットがあります。
- ① 引越し費用を節約できる:荷物の量が減れば、それだけトラックのサイズが小さくなり、引越し基本料金が安くなります。不用品処分にかかる費用も削減できます。
- ② 新生活の資金になる:思いがけないアイテムが高値で売れ、家具・家電の購入費用や新居の初期費用に充てられます。
- ③ 時間と心の余裕が生まれる:新居で大量の不要品に囲まれて片付けに追われるストレスから解放され、気持ちよく新生活をスタートできます。
まず、冷静に「いるモノ」と「いらないモノ」を仕分けましょう。プロが推奨するのは「この1年間で一度でも使ったか?」を基準にする「1年ルール」です。迷ったら「いらないモノ」へ。感情で判断しないことがコツです。
【意外と売れる!】引越しで高価買取が期待できるアイテム例
- 家具:ブランド家具、デザイン性の高い椅子やテーブル、状態の良い食器棚
- 家電:製造から5年以内の主要家電(冷蔵庫、洗濯機、テレビ)、高機能な調理家電
- オーディオ・楽器:アンプ、スピーカー、ギター、電子ピアノ
- 趣味の品:カメラ、釣り具、アウトドア用品、フィギュア、ゲーム機・ソフト
- ブランド品・貴金属:バッグ、時計、アクセサリー(古くても価値がつくことも)
買取サービスは主に3種類。あなたの状況に最適な方法を選びましょう。
① 店頭買取
- メリット:その場で現金化できる。査定額の交渉がしやすい。
- デメリット:運搬の手間がかかる。量が多いと現実的ではない。
- こんな人におすすめ:「品数が少なく、すぐに現金が欲しい」「車で気軽に運べる」
② 宅配買取
- メリット:自宅で完結し、時間に縛られない。
- デメリット:梱包の手間がかかる。入金まで時間がかかる。査定額に不満でも返送料が自己負担の場合がある。
- こんな人におすすめ:「本やゲームなど、小さくて梱包しやすいモノが多い」「日中忙しい」
③ 出張買取【引越し時には最適解!】
- メリット:運搬・梱包の手間が一切不要。家具や家電など大型品も楽々。その場で査定・現金化が可能。買取不可のモノも有料で引き取ってくれる場合がある。
- デメリット:業者と日程を調整する必要がある。
- こんな人におすすめ:「引越しを控えている全ての人」「大型の家具・家電を処分したい」「品数が多い」
掃除とメンテナンス:査定士は「次に売れるか」を見ています。家電のほこりや家具の汚れを拭き取るだけで印象が劇的に変わり、査定額が上がります。 付属品を揃える:リモコン、説明書、保証書、箱など、購入時に付属していたものは全て揃えましょう。特にブランド品や家電では査定額に大きく影響します。 まとめて依頼する:業者も一度の出張で多くの品を買い取れる方がコストを削減できます。その分を買取額に還元してくれる可能性が高いため、複数の品をまとめて依頼するのが得策です。
【最重要】信頼できる買取業者を見抜く3つのチェックポイント

悪質な業者を避けるため、以下の点は必ず確認してください。
- 古物商許可番号の記載があるか:買取業を営むには必須の許可です。公式サイトの会社概要などで必ず確認しましょう。
- 手数料が明確か:出張料、査定料、キャンセル料などが無料かどうか、事前に明記されているかを確認します。
- 口コミと実績が豊富か:第三者のリアルな評価を確認し、長年の運営実績があるかを見ます。
まとめ:引越しの不用品処分は「計画性」と「業者選び」が全て
引越し前の不用品整理は、面倒な作業であると同時に、新生活を豊かにするための絶好の機会です。今回ご紹介したステップに沿って計画的に進めることで、あなたは損をすることなく、時間もお金も有効活用できます。
特に、手間と時間を大幅に削減できる「出張買取」は、引越しを控える方にとって最も合理的な選択肢と言えるでしょう。